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アラブの格言 
2008.06.13.Fri / 15:21 
アラブの格言 (新潮新書)アラブの格言 (新潮新書)
(2003/05)
曽野 綾子

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アラビアものは好きなんだけど文化とか思想とかって実はよく知らなくて;
イスラム関連のニュースも増えたことだし、知っておいて損はなかろう、と。

格言ってその土地その国の思想文化歴史が凝縮されてるようなものじゃなーい?これなら手軽に読めそうだと思って合で手にとってみたはいいけど、今の今まで忘れていた一冊。(ダメじゃん!;
随所に入る解説が面白かった。
アラブのIBMについてとかね。
もちろんこれはPC関連の会社ではなく。

 I=インシャラー(神の思し召し)
 B=ブクラ(明日)
 M=マレシ(済んだことは仕方がない)

どういう風に使われるかというのは、検索したら多分いろいろと出てくると思いますんで、知りたい人はそっちでどうぞw

あとは、やはり厳しい環境と部族間の争いの中で生きてきた人たちなので、そういった歴史を感じさせる格言が多かった。生きる知恵というのかな。

アメリカが今ムキになって民主主義がどーのと居座っているけど、現地の人にしてみれば民主主義なんて本当はどうでもよくて、基本的に信じているのは「自分たちだけ」なんだということがよくわかる。なんでかっていえば、民主主義なんてものはある程度の生活が保障されて、資源や電気などに困らない土地に住んでいる人たちの間でしか通用しない思想だから。
砂漠の中では、結局最後に頼れるのは、自分とその身内、血縁からなる部族のみ。だから他人は信用しない。
また、「共に敵を倒そう」と言って近づく相手には、「敵の敵は味方」というの裏の思惑があるということを、彼らはちゃんと知っている。
だからこそ、フセイン政権を倒したあとも居座り続けるアメリカに良い顔をしないのだろうね。

上記のほかにもいろいろ書いてあるけど、やっぱり日本でのうのうと暮らしている自分ではまず気付くことのない事柄が多かった。
「やられたらやり返せ」みたいな言い方をされるハムラビ法典とかも、本来はそうじゃなくて、「片目をつぶされた男が、怒りにまかせて相手の両目をつぶすことのないように」という意味がこめられているのだというのをはじめて知った。
うぅむ、奥が深いな;
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