| クロコダイルの涙 | ||
| 2007.01.26.Fri / 16:48 | ||
「僕が何をしようと、僕に悪意はない」
オンデマンドTVで鑑賞。 作品タイトル自体はもう何年も前から目にしていて、ジュード主演ということも知っていたけど、なかなか鑑賞する機会がなかったのですが、ようやく観ることがかないました。 すげーよかった。モロ好みの作品であります。(^^) 鰐は獲物を殺す罪悪感を拭うために涙を流す、だったかな?
どこまでが本心でどこまでが嘘なのか。 何もかも計算ずくのようでいて、アンを愛してしまったから動揺してしまったのか。 少しずつ壊れてゆく何かを意識していながらも、後戻りできないという苦悩。 目を腫らして泣いてみせるのに、なぜそんなに瞳が綺麗なのか。なぜそんなに無表情でいられるのか。 脳髄の奥にある爬虫類の脳が、スティーヴンの心のどれほどの比重を占めているのか。 上に書いたのはラスト近くでスティーヴンがアンに言った台詞だけど、彼の心の奥底では、本当に「悪意」はなかったんだろうな。 獲物を喰らう行為に、罪悪感はない。 喰らわなければ生きてゆけないから。 それが生き物の定めだから。 だけど、彼の中に蓄積していった女たちの感情が、彼の中で結晶となって苛む。 愛されるように仕向けたのは自分。それを摘み取ったのも自分。 ずっと繰り返されるはずだった行為に、はじめてためらいを感じた? 涙を流したのは、そんな自分が哀れだから? 本当にそれだけ? 結局スティーヴンは、自分を裁いてほしかったんだろうか。 血を得なきゃ自分が死んでしまう。でも血を得たら相手が死んでしまう。 血は啜るけど、「吸血鬼だ」とは作中では一言も言っていないし、それが女たちの死の原因だとも言われていない。 十字架は出ても平気で触ってる。 日中出歩いたりもする。 でも、銀の箸で死ぬ。 銀でなくちゃ駄目というわけでもなかったけど、やっぱりこれは一応吸血鬼ものなんだろうな。 とりあえず、「ジュード・ロウはどこか壊れちゃってる人間を演じた方が上手い」ということと、「前髪は下ろしていた方がイイ」というのは声を大にして言いたい。(笑 |
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