シャーロック・ホームズ家の料理読本2005-12-31 Sat 14:30
シャーロック・ホームズ家の料理読本 posted with 簡単リンクくん at 2005.12.31 ファニー・クラドック著 / 成田 篤彦訳 晶文社 (1981.3) 通常2-3日以内に発送します。 「英国料理=マズイ」というのがちょっと前までの定説であり、かたくなにそれを信じている人も多いかと思われるが、実際英国に行ったことのある人間から言えば、そんなことは決してありえない。 では、そんなにマズイといわれる由縁はどこにあるのかというと。 とある本で見かけた説では、「100年前からレシピが変わっていない」「英国人にも人並みに味覚はあるが、改善しようとしない」の2点に絞られるらしい。 つまり、「古きよき伝統」を守っているからこそ、今の時代に生きる人間の口には合わないのだろう。 じゃぁ、一体何をどう調理したらそうなるのか。 そんな疑問に答えてくれるのがこの一冊。 しかもただの料理本ではない。 シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンが住んでいたベーカー街221Bの家主さんことハドソン夫人の、彼等と過ごした日々のエピソードをも交えた料理本なのだ。 |
香水―ある人殺しの物語2005-12-29 Thu 11:16
パトリック・ジュースキント著 / 池内 紀訳 文芸春秋 (2003.6) 通常2-3日以内に発送します。 のっけから紹介するのがコレっつーのもナニですが; 「香水」なんてタイトルがついてたりするけど、香しく美しい世界とは程遠いものがこの作品の中では渦巻いている。 一言でいっちゃうと、エグイ。 そして汚い。臭い。 18世紀まっさかりのフランスが舞台、というと、映像的にはきらびやかなものを想像しちゃうけど、実際の世界はとても汚く不衛生で、そして臭かったそうな。 そんな時代の、異常に嗅覚の鋭い人物が主人公。匂いの描写に拍車がかからないわけがない。 だからといってそこで敬遠してしまうのもどうかという気もする。 そういうのを越えたところ、あるいは、醜悪さの中でこそ見えてくる本質がある……かもしれないからだ。 |
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